愚かなる独白

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愚かなる独白

ろくでなしの雑記

マジでヤバイほど面白いSF映画20選

映画

 

SFが好きな僕が、 オススメのSF映画を紹介する。
ランキング形式にしてもいいが、それだと「これが一位かよ」とか言われそうなので、個人的に好きな作品を20個並べてみた。

 

2001年宇宙の旅 

この映画は1968年にアメリカで公開された、SF映画の古典とも言われる名作。
アーサー・C・クラークの原作をスタンリー・キューブリックが映画化した。
初めから終わりまでほとんど会話がなく、難解な映画となっている。
キューブリックは、小説である部分をこの映画内であえて省き難解にしているので、理解できなくて当然。ただ、例え理解できなくても、映像や音楽が素晴らしいので、一度は見ておいた方がいいと思う。よく語られる映画でもあるしね。

もっとこの映画のことが知りたいという人にはオススメの書物がある。映画評論家の町山智浩さんが書いた『映画の見方がわかる本』。これには非常に面白い考察が載っている名著なので、興味がある方は是非。

映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで (映画秘宝COLLECTION)  

 

マッドマックス2 

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メルギブソンの出世作にもなり、素晴らしく暴力的な前作の『マッドマックス』も良いが、世界大戦が原因で文明が崩壊し、貴重な石油を巡って暴走族が争いを繰り広げるディストピアを描いた『2』が最高。
バリバリのアクション映画で、ストーリーも単純明快。何も考えず楽しめること間違い無し。
漫画『北斗の拳』モデルにもなったことでも有名な映画で、男なら絶対ハマるだろう。
「続編に傑作なし」のジンクスを覆した傑作。 

 

マッドマックス 怒りのデスロード

 2015年公開のオーストラリア映画で『マッドマックス』シリーズの第四作。
ストーリーは単純で、行って帰ってくるだけの映画。
この映画はシリーズの続編だが、過去作を見ていなくても楽しめる作りになっている。ただのバカ映画だと思っている人も多いかもしれないが、そんなことはない。とてつもなくロジカルに構築されており、究極の映画的表現で出来ていることから、歴史に残る名作だと言える。ただ情報量が多く、フェティッシュすぎる為、見終わった後は一時的にバカになるという副作用がある。
そして、男性しか楽しめないと思うかもしれないが、実はこの作品、女性陣がめちゃめちゃカッコイイ。マジ半端ねえよ。ヒャッハー!!しかも泣ける。  

 

ブレードランナー

 1982年公開のアメリカ映画。フィリップ・K・ディックの小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』が原作。
SF映画の金字塔と評される傑作。小説、映画は元よりアニメ、漫画、ゲームなど後の様々なメディアに影響を与えた。つまりSFを語る上で外すことのできない作品だ。
サイバーパンクディストピアを描いていて、そういうのが好きな人にはもってこいだろう。
また、この映画はただのSFではなく、人間とは何かということを観客に問いかける哲学的な作品となっている。そもそも原作者のフィリップ・K・ディックの小説が哲学的な物が多い。
「人間とは何か考えさせられる」と言えば、安っぽく聞こえるかもしれないが、見ておいて損はない。 

 

ロボコップ 

1987年にアメリカで公開。殉職した警官の遺体を利用したサイボーグ警官ロボコップが活躍するSFアクション映画である。
低予算で作られながらも興行収入5300万ドルを超えるヒット作となった。
小学校低学年の頃、まだ映画見始めで、ほとんど子供向けの作品しか観ていなかった僕は、父に勧められて一緒に観た。
初めはいわゆるヒーロー物と思っていたのだが、序盤で警官が殺されるシーンがあまりに残虐的なスプラッターで、ドキドキしたのを覚えている。人体が欠損する描写を見たのが、多分この映画が初めてだった。そのせいで、大人になってからも暴力的なシーンがないとつまらないと思うようになってしまったという、個人的にはある意味最低な映画。いや、映画が最低というより、父親が最低だ。父は何故か、僕に大人向けの映画ばかり観せようとした(『レオン』とか『ゴットファーザー』とか『エクソシスト』とか)。
そもそも主人公が悪役にやられるなんて初めてだった僕は、ものすごい衝撃を受けた。だがその後、主人公がロボコップとなり敵を倒すのは、見ていて爽快だった(強くなるっていいよね)。個人的なバイアスがかかっているけど、おすすめ。 

 

未来世紀ブラジル

1985年公開のSFコメディ映画。
監督はモンティ・パイソンテリー・ギリアムで、情報統制がなされた「20世紀のどこかの国」の暗黒社会を舞台としている。カルト映画として一部のブラックユーモア好きから強い指示を受けている。
ストーリーが破綻していて監督の趣味が全開の映画であるから、今だったら確実に作れない奇抜な作品となっている。
風刺的な内容なのでそれがわからない人にとっては辛い内容だが、楽しめる人には存分に楽しめる。ディストピア映画の作り方を変えたと言われる名作だ。 

ちなみに、2ちゃんねるの創設者の西村博之氏が取締役を務める会社の『未来検索ブラジル』という会社名は、この映画の題名に由来しており、情報統制社会の恐怖を扱った同作になぞらえて「あらゆることには良い面と悪い面の両面がある」とのメッセージを込めているらしい。 

 

AKIRA 

AKIRA 〈Blu-ray〉

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AKIRA』は、大友克洋による漫画で、1988年にアニメ映画化された。
超能力による戦闘や超能力のもたらす恐怖、近未来の巨大都市の荒廃した有様やその崩壊を描いたSFコミックであり、緻密でリアルな描写や演出などが話題となり、漫画・映画共に大ヒットした。
総セル画枚数15万枚。アニメ映画の制作費は当時の日本のアニメとしては破格の10億円だった。
制作にはアフレコではなくプレスコ採用しており、通常のリミテッドアニメーションでの人物の口の動きは3種類であるが、この作品では母音の数と同じ5種類で描かれている。つまり、キャラクターが話している言葉通りに口が動くということだ。
アニメーションのクオリティがとにかく高く、徹底的にリアリティを追求している。
世界中に影響を与えた名作中の名作。

 

GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 [DVD]

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AKIRA』と同様、日本でこの作品を知らないアニメファンはいないだろう。
ジャパニメーションの先駆けとなった作品で、漫画の第1巻を原作とする、1955年に公開されたアニメ映画だ。
アメリカではビルボード誌のビデオ週間売上げ1位となり、全世界のビデオ・DVDの売り上げは130万本越え。世界でも大人気の作品だ。
この作品が影響を与えた映画でいうと『マトリックス』や『ダークシティ』などが有名。
原作漫画は91年だが、すでに電脳世界やサイバーパンク的な世界観を描いており、士郎正宗という作家が天才だということがわかる。
作画もストーリーも演出もBGMも個人的には満点をつけたいほど。ただ少し難解なので、一度観ただけでは理解できないかもしれない。もし理解できれば、この作品が如何に哲学的で素晴らしいかということがわかるだろう。

 

ウォーリー

ウォーリー [DVD]

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 僕がピクサーアニメの中で一番好きな作品。ディストピア大好きな僕は、もうたまらん。
ゴミの山と化した地球が舞台。量産型ゴミ処理ロボットであるウォーリーは、人類が地球を去ってから700年間、何があってもただ一人、黙々とゴミを積み上げていた。もうこれで泣ける。泣けるしワクワクする。
観る前は「浅くてどうでもいいエコロジー映画かな」と思っていたが、さすがピクサー、そんなしょうもない映画ではなかった。これは、様々な技術を作った人間の素晴らしさを思い出させてくれる人間賛歌の物語だ。そしてアニメーションの技術力の高さは言わずもがな。
子供が楽しめるエンタメ性と、大人も楽しめるパロディネタがあり、さらには素晴らしいメッセージ性がある。そして最後には『ファイトクラブ』ばりの毒の効いたユーモアまで入れてくる。間違いなく最高の映画だと思う。

 

第9地区

ドキュメンタリータッチで撮った、2009年の映画。 
2009年は『アバター』がアカデミー賞を獲ったが、同じSF作品で言うと個人的には『第9地区』の方が100倍面白い。
僕はこの映画を映画館では観ずに、家で友達と喋りながら観ていたのだが、大抵そういう時は映画に集中できず、友達の手前感動するシーンでも感動できず、それなりにいい映画でも駄作になってしまうのだが、この作品は違った。途中から喋るのを止めて皆で見入っていたほど魅力的な作品だ。
とにかく気持ち悪い品性下劣なエイリアンが出てくるのだが、観ると思わず感情移入してしまう。その辺の作りも非常に上手い。
差別をテーマに扱っているが、これ程強烈にメッセージが届く作品も珍しいと思う。 

 

ダークナイト

ダークナイト [Blu-ray]

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歴史に残る名作。『ダークナイト』 というタイトル通り、ダークで重い映画だ。
ヒーローものだと言って馬鹿にしてはいけない。文句のつけようがない程の傑作で、他のいろんなメディアでも評価が高い。唯一文句をつけるとすればアクションが下手。だがアクションはメインではないので問題無い。
 ヒーローとは何なのか、戦うとは何なのかを問いかける非常に強烈なメッセージ。そして予測不能なストーリー展開。ハラハラドキドキのサスペンス。面白い。
そして何よりも素晴らしいのが、ジョーカーという悪役。このキャラクターが魅力的でたまらない。
完全にサイコでイカれてるが、知能が高く、怖いものもない。そんなジョーカーがバットマンに嫌がらせをしまくる。
このジョーカー役を演じたヒース・レジャーの演技は最高で、アカデミー賞助演男優賞を獲った。

 

インセプション

インセプション [Blu-ray]

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記憶を扱うジャンルの映画では、最も重要な映画の一つ。
ただ、相手の夢に入っていきアイデアを盗むスパイの話だが、正直「夢ってそういうもんじゃねえだろ」というツッコミたくなる。でも僕はなんとなく納得して観ていた。 納得できない人にはできないだろうが。
これもまた難解な映画で複数回観ないと理解できないかもしれない。だが映像の技術的には最高レベルで、それを観ているだけで十分に楽しめるだろう。
何と言っても、あのラストは秀逸だ。

 

ゼログラビティ

宇宙を舞台にしたSFサスペンス映画。
ストーリーは単純で、宇宙で事故が起こり、絶望的な状況を乗り越えて、地球へ帰還する話。一度はあきらめかけた主人公がまた歩き出すというのがテーマになっている。よくある話。
ただのパニック映画ではない。この映画の見所は、圧巻の映像や演出、そして音響。画面で起こることの全てが計算され尽くして作られてある。だが、映画館で観る為に作られた映画だから、映画館で3Dで観ないと意味がないだろう。
正直この映画をDVDで観て批判しているアホはもう論外。
宇宙を舞台にした映画ではこの作品が到達点であり、これは紛れも無い名作だ。

 

インターステラー

観る者の知識によって評価に差が出る映画。
SF好きの人から観ると、バリバリのハードSFであるが、そうでない人からするとただの親子愛にしか見えないだろう。
だがその親子愛も、SF的設定があるからこそ際立つのであって、そういった知識も無しに観ると、当然大した評価はしようがないと思う。
かと言って全く面白くないわけではない。リアルに作り上げられたCGによる、圧倒的な映像美。 シンプルでわかりやすいストーリー。誰が観ても楽しめることは間違いないだろう。
ちなみに、僕はアンハサウェイが好きです。

  

オール・ユー・ニード・イズ・キル 

 日本のライトノベルを原作にしたハリウッド映画。主演はトムクルーズ、エイミーブラント。所謂「ループもの」である。
話は結構単純でわかりやすいのだが、ループものを見慣れていない人たちはよくわからなかったらしいので、観る前にはある程度の予備知識を入れておけばいいだろう。
原作小説では残虐シーンも多いが、映画では多分家族で観ることを考えてか、人体が破損するなどの残虐シーンはない。
「何回も生き返るのなら怖くなくね?」と思うかもしれないが、何回も生き返ることが逆に地獄なのだ。死ねないというのはある意味地獄。しかもある程度進んでも、途中でセーブできないから「ここで死んだらまた戻らなくちゃならない」という恐怖心があるからハラハラドキドキできる。
展開的にはハリウッドの王道をしっかりと踏襲していて見やすい作品だろう。 

 

マイノリティーリポート

またまたトムクルーズ。おそらく、僕はトムクルーズが好きなんだろう。
ハラハラする展開と、ラストへの畳み掛けは十分評価に価する。
街並みの描き方は大したことないし、未来危機もしょぼいなあと思うが、伏線の張り方と使い方は非常に上手い。追い詰められながらも、色んな手を使い危機を脱する展開が好きなので、純粋に面白いと思った。ちゃんと暴力的なシーンもあるしね。『ヤバイほど面白い』てわけではないけど、パッと思いついたから無理やりねじ込んだ。

  

遊星からの物体X

遊星からの物体X [Blu-ray]

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 1982年に公開されたアメリカのSFホラー映画。南極基地に現れた謎の宇宙生物とそれに立ち向かう隊員達を描いている。
とにかくグロテスクなゲテモノSF。そういうのが苦手な人は見ない方がいいだろう。逆に心理戦が好きな人は見た方がいい。
全くありえないB級SFなのだが、人間心理や孤立された雰囲気の描写が素晴らしい。展開に無理もないしテンポもいいのでとても見やすい。
ただ怖さを求めるのはやめた方がいい。ホラーはやはりJホラーに限る。
これは「面白い」映画。

  

ミスト

ミスト [Blu-ray]

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この悪名高き『ミスト』は、スティーブンキングの中編小説『霧』が原作の映画。
深い霧に包まれた街で巻き起こる怪異と、徐々に秩序を失う人々が描かれている。
この映画は何と言っても、ラストが衝撃ということで話題になった作品。あのラストでこの映画の好き嫌いがはっきり分かれたと思う。嫌だと言う人の気持ちもわかる。だがあれは物語のテーマ的に考えると必要だったのだと思う。
そしてラストの衝撃のせいで序盤や中盤のことが忘れ去られがちだが、実はパニック映画として非常に丁寧に作られている秀作なのだ。
スーパーに閉じ込められた人々の心理がしっかりと描かれており、それが怖い。出てくるバケモノも、生理的嫌悪感を煽るようなビジュアルで、それも怖い。
明らかに嫌がらせでしかない展開が満載で、ホラーという意味では優れた作品だ。
そして衝撃のラスト。
この映画を観る際は、是非なんの予備知識も入れずに観ていただきたい。まあネタバレしたところで衝撃は大して変わらないだろうが。 

 

時計仕掛けのオレンジ

時計じかけのオレンジ [DVD]

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 言わずと知れたスタンリーキューブリックの名作映画『時計仕掛けのオレンジ』。
これは娯楽映画というよりも、強いメッセージ性を持った映画だ。
主人公は勿論最低最悪なのだが、物語の後半になると、どうしても主人公に感情移入してしまい悲しくなってくる。そして主人公が復活した時には、思わずにやけてしまう。この映画は、人間とは何かについて考えさせられる。人間には良い面も悪い面もある。人はよく言う、「人間は良い面もあるけど悪い面もある。つまり人間は不完全なものだ」と。
だが、良い面しかない物が完全なものではないのではないか。良い面しかないというのは逆に不完全なのではないか。良い面も悪い面もあって初めて完全な人間なのではないかとおおおおお!!
オススメです。

 

猿の惑星 

 みんなお馴染みの『猿の惑星』シリーズ第1作。
猿が高度な知能を持ち、人間が文明を忘れ、低能で言葉すら発することができなくなっているという世界を描いている。
ちなみに原作者のピエール・ブールは、かつて日本軍の捕虜になった事があり、その経験を元に小説を書いている。つまり猿とは日本人の事だ。ただ映画版ではそのニュアンスはほとんどなくなっている。
『人間以外の生物に地球を乗っ取られる』というジャンルの始まりとなったこの作品。その分野では最高傑作と言えるだろう。 

 

 

おわり

 

  

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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時計じかけのオレンジ (ハヤカワ文庫 NV 142)

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闇の展覧会 霧 (ハヤカワ文庫NV)

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