愚かなる独白

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愚かなる独白

ろくでなしの雑記

物語での設定について

物語を創作するとき、設定を決める。

舞台の設定。キャラクターの設定。ファンタジーだったら能力の設定など、いろんな設定がある。

 

 

小説家志望や漫画家志望の人たちによく見られる特徴として僕が思うのは、設定を決めることが目的化してしまっているということだ。

「こいつは実はこういう過去があって~」とか「実はここがこうなってて~」

というように、作中には出していない設定などを構築しているのだ。

 

勿論設定を練り込むのはいいことだ。例えば、暗いキャラを出すなら、なぜそういう性格なのかに説得力を持たせる為に、過去にひどい目にあったことにする。それを作中で描かないにしても、創作者である自分自身の中で明確な基準があったほうが、安定した深みのあるキャラになり、読んでいる人も楽しめるだろう。

 

だがそういったことを全く考えていない、ただ自分が設定を考えるのが好きだからという理由で作りこんだ設定はいらない。

本来設定というのは何かというと、「ルール」のようなものだ。物語はフィクション、つまり嘘だ。その嘘の世界に説得力を持たせる為に、設定を作り、ルールを明確にする。じゃないと物語世界が世界として成立しなくなる。

つまり設定というのは、その為にあるのであって、遊ぶための道具ではない。

 

駄目な作品でよくあるのが、後付けの設定。

設定は作品のつまらない部分を補うためのものではない。

「実はこうで~ 」とか「まだ出してない設定があって~」というようなことを言ってるうちは、面白い作品を作れないと思う。

 

極端に言い切ってしまうが、全てに必然性というか、繋がりがないと駄目だ。

多分ほとんどの人は、最近流行りの漫画などに影響されているのだろうが、例えばワンピースのような作品だって、設定には穴だらけで、世界が成立していないと言ってもいい(政治や経済もそうだし、死の基準も曖昧)。

 

第一、全く存在しない世界を本気で作り込もうと思うと、何十年もかかるだろうし、一生かかっても作れない可能性もある。何故なら、本気で矛盾なく構築するには歴史を振り返って一から作り上げないといけないからだ。

だから大体の場合は風呂敷を広げ過ぎずに限定した部分の物語を作るのだが、最近の漫画は大人の事情で長く続く故に、とにかく風呂敷を広げまくる。だがそれで上手くいっている例は皆無に等しい。それでも楽しいことは楽しいから良いのかもしれないが、粗探しをすればいくらでも粗が見つかるだろう。

 

でも創作するときに自分で粗がわかっていて作るのは多分不可能だろう。漫画を描くのでも小説を書くのでも、相当の労力がいるし、粗がわかっている状態でモチベーションを保つのは多分無理だ。

 

だったら、風呂敷を広げすぎず、自分が物語として描きたい部分で矛盾のないように必然性のある設定を構築し、後付けの設定などをしないように気をつけて作った方が、楽だし良い作品ができると思うのだが。

 

「物語」のつくり方入門 7つのレッスン

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キャラクターの無駄な設定を考える人が多くない?