愚かなる独白

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愚かなる独白

ろくでなしの雑記

社会性なんて必要ない

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社会性とは、集団をつくり他人とかかわって生活しようとする、人間の本能的な性質である。本能であるから、どんな状況になろうとそれは残り続けるものだと考えがちだが、実は違う。本能というものがなぜ存在するのかというと、生きていくために必要だから機能としてついているだけだ。つまり社会性も、ある環境下においては必要のない機能になることがある。そして今の生活、これからの生活では、社会性は必要のないものであると僕は考える。

人間は今どの段階にいるのか

元々人間は個体では生きていけないので、集団をつくり他人と協力しながら生き延びてきた歴史がある。同じ哺乳類では狼なんかも社会性のある動物だが、とにかく集団の中でしか生きるが術がなかった。

大体10万年くらいの歴史の中で、脆弱な個体から今の社会を構築して生き延びてきている特殊な種である人間。すでに都市部なんかは、インフラが整っており社会性が必要なくなっている。もう我々は集団で生活しないのだ。

食料を作る人や、家を建てる人など、職業として役割分担し、それぞれがそれぞれのサービスを享受しながら生きているからある意味他人と関わってはいるが、彼らが仲間だという認識はない。むしろ他者は、他の種のように敵である感じすらある。価値を交換しあって取引しているだけだ。それも意識的にやっているわけではなく、食物連鎖的に自然と取引し合うシステムが完成している。つまり社会性をという無駄をなくすためのインフラなのだ。

 

社会性の崩壊は技術の進歩でさらに進む

面白いことに、我々人間は、肉体すらも改造してさらなる高みを目指そうとしている。どんどんと、人間性という非合理をなくす方向に進んでいる。

もはや生殖すら必要なくなっているのが現状だ。恋愛は楽しみのためにやっているだけで、出産は負担だと思うからみんな子供を産まなくなってきている。子供が単純にペット的に可愛いから欲しいという人はいるが、ほとんどは子供を産まないと女じゃないといったような同調圧力に負けているのが現状だ。そしてAIやロボットなどが普及すると、そういった同調圧力も長期的にはなくなっていくだろう。

産業革命、IT革命と来て、機械化が進んでいる今の先進国の現状では、社会性や人間性といったものが非合理なものであり、邪魔なものになっている。それが良いのか悪いのかは知らないが、とにかくその方向に進んでいるのは事実だ。

 

人間の脳とAIの関係

人間の脳は元々こうなりたいというゴールがあって進化してきたわけではなく、その状況状況において欲しい機能を付け足していった結果、気づいたらこうなってましたというもので、これはいわば建て増しを繰り返した家のようなもの。綺麗ではないしポンコツだ。

よくAIを人間の脳と比較したり、人間の脳をお手本にするような論調を見かけるが、AIが人間の脳のようなポンコツを目指す必要なんかどこにもない。だから、何かしらの目的をゴールにして作り、機能的にも完璧の人工知能を作ることになる。

そして最終的には人間とAIというのは住み分けるようになる。今までのように、人間の非合理で完璧じゃない部分が残り、合理性や利便性といったものは機械に任せてしまう。

 

これからの行き方はどうなるのか

これまでの黎明期は、人々の関わりが薄くなり、社会性や人間性が失われるというふうに感じるが、これはむしろ進化と捉えることができて、無駄なことをしなくても良くなったのだ。

今までは個人の欲を抑えて、社会性を育むことが合理的な選択であったが、インフラが整い安定した社会が完成し、社会性(他者との同調)を持つことが必要なくなった。簡単に言うと、機械が助けてくれるから生存を脅かされる心配がなくなったということだ。

そうすると、前人間的に生きたくて社会を築いていく人と、今までは他の人に任せていたようなことを機械に代替させて新しい人間として生きて行く人で二極化が進む可能性がある。

そして前人間的に生きたい人は、そうしないといけないからするのではなくて、自分がやりたいからやっているということになる。要はエンタメだ。そういった非合理な部分というのはエンターテイメントとして楽しまれるようになるのだ。人間は非合理な部分を楽しむために存在し、生きていくのに必要な合理的な部分は機械が代替する。

社会性は生きていくための必須条件ではない、ただの趣味だ。