愚かなる独白

ろくでなしの雑記

ネットに漫画を投稿する媒体はどこが一番良いか

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今漫画を描いてるけど、大変だし面倒だしやってられない。

参考にする資料を集めて、下描きして、ペン入れして、ベタ塗って、トーン貼って…と、とにかく大変。

今時はみんなデジタルで描いちゃうんだけど、僕はトーンを貼るために最近ペンタブを入手したばかりで、全くと言っていいほど使いこなせていない。

まあ別にいいんだけどね。自分の描きやすい道具を使うのが一番クオリティを上げられるし、スピードにしたってアナログが遅いとも言えないし(デジタルは修正が自由だから逆にいつまででもやってしまう)。

あと、これはペンタブを使いこなせないから言うわけじゃないが、デジタルの漫画絵より、アナログの漫画絵の方が魅力的に見える。これは何故なのか、理由はよくわかってない。

おそらくデジタルだと、線などが綺麗になりすぎて不自然だったりするからかな、と思ってる。
まぁそれでも、ペンタブをバリバリに使いこなせる人は、魅力的な絵を描くんだけど。



話はかわるけど、僕は漫画を描いて、どこに投稿しようかと迷っていた。
はじめは「漫画賞にでも応募するか」と思っていたりした。入賞すれば賞金も貰えるし、デビューもできるから。
でもある時ふと思った。

「今って確か雑誌が売れないんだよな。なら雑誌に掲載されることって、権威獲得以外にメリットがあるのかな」

掲載されるハードルが高い割に、大した原稿料も貰えないし、掲載されても漫画家が多い今、そこまで知名度が増えるわけじゃない。だったらネットで無料公開して人を沢山呼んで、広告でマネタイズした方がいいのではないかと(すでにやってる人はいる。『中国嫁日記』とか)。

今のビジネスの世界を覗いてみると、フリーミアムというビジネスモデルがとても多い。
フリーミアムというのは、基本無料でサービスを提供し、付加的なサービスを有料にするモデルだ。

音楽業界なんかがいい例だろう。MVはYouTubeに出し、そこで宣伝してライブにお客さんを呼ぶのだ。

最近だとキングコングの西野さんが、『えんとつ町のプペル』という絵本を出したが、あれはネット上で無料公開された。それが宣伝になり、絵本はさらに売れた。なぜか世間から叩かれたりもしたけれど、あれも立派なビジネスモデルだ。

もちろん出版界もそんなことはわかっていて、となりのヤングジャンプ裏サンデーなど、ネットの漫画サイトを作っている。

そして運営は、ネットでそこそこ良い漫画を描いている者をスカウトし、サイトで連載をさせている。ある程度連載が進むと、そこで連載された漫画は単行本化され、本屋さんに並べられる。

その時、単行本を売るためにサイトで連載されていた漫画は、読めなくなる仕組みだ(一話と最新話以外は一定期間経つと読めないところが多い)。
普通の発想ならそれは当然だ。ネットで全て無料で読めてしまうと単行本が売れなくなるから。

でも本当にそうかな。
ネットに掲載されている漫画は、あくまでデータにしか過ぎない。そのデータと、物質としての”本”の価値は全く別ではないだろうか。

キングコングの西野さんの絵本を例に出して考えるとわかりやすい。

絵本には、読者が失敗できない(買ってみてつまらなかったパターン)というのと、親が子供に読み聞かせをしたいという需要の、2点ある。

まず一つ目。親は子供に買ってあげるわけだから、変なものは買えない。かといって、家事や仕事で忙しいし、お金も限りがある中で、絵本を買ってから中身を確認して、というのは中々難しい。

だから世のお母さんたちは、昔自分が読み聞かせてもらった過去の名作を買うか、本屋さんで全部立ち読みして、自分で確認してから買うらしい。絶対失敗しないように。

そしてもう一つ。読み聞かせの需要だ。
ネットで無料公開されていても、読むのはスマホだ。子供にスマホで読み聞かせは少々やりにくい。画面も小さいし。

ということは、仮にネット上で絵本を無料公開しても、絵本が売れなくなることはない。だから『えんとつ町のプペル』は売れたんだ。

つまり、データと物質の価値は違うという話になる。

僕は漫画でも同じことができるはずだと思った。
ネット上で無料公開しても、本を買いたいと思わせればいい。
それはどうすればいいのか考えた結果、まず漫画を連載する媒体はブログが一番いいという結論に達した。

ホームページを作って投稿する場合、過去作などの、昔に投稿した作品を掘りやすいデザインにすると、そこで自在に読めてしまうから本を買い辛くなる。pixivなどの投稿サイトも同じ。

対してブログやツイッターならどうか。ツイッターもブログも投稿すればするほど、どんどん上に更新されていく設計になっているから、過去作を少々掘りにくい。

ただツイッターはちょっとした漫画しか投稿できないし、さすがに過去作を見つけにくすぎて、新規の読者がつきにくいのではないかという懸念がある。

でもブログなら少しクリックする(アーカイブやカテゴリーから行く)だけで、過去作が読める。でも画面一面に1話、2話、3話、4話と並んでいるわけじゃないから、全てを見通せなくて心理的に読みづらい。だって、そもそも漫画を投稿するために開発されたデザインではないからね。

だから、もしそんな漫画の単行本が500円くらいで売っていたら、買う人も多いはず

そして何より重要なのが、ネットで読む場合、縦スクロールで読むということ。
漫画というのは見開きで読むことを想定して描かれているから、見開きで読むのが一番読みやすいし、より作品に入り込める。ということで、それも本を買う理由になるのだ。

さらに、大友克洋氏を例に出して説明するが。漫画『AKIRA』では、大友さんの絵が細かすぎて、普通の単行本だと線が潰れてしまうので、大きい本で出版された。

それを参考にして、絵を細かくすると、スマホで読んだときに線が潰れるし、少し読みづらくなる。すると、より良い状態で読みたいのであれば、単行本を買って読もう、という心理になりやすい。

しかもブログなら無料で使えるし、デザインにそこまでこだわる必要もないし、投稿も楽だし、ツイッターと連携しやすいし、広告を貼ればそれが原稿料にもなるしで、まるでデメリットがない。

だから僕は、ブログに漫画を描いて投稿しようと思った。

もちろんそんな簡単な話じゃない。ネット上には漫画が大量に溢れており、面白い作品も沢山ある。
僕がこう考えるということは、同じように考える人が何千人もいるはず。

でも大丈夫。僕には実はまだまだ戦略がある。

全部描きたいとこだけど今日はこの辺で。

(戦略とかいいから早く漫画描けよって思う)

 

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