漫画家になるために揃えるべきアイテム一覧
僕自身も昔は漫画家を目指していました。
色々なアイテムを揃えて漫画を描いたが、その時に得た知識から、今から漫画家を目指す人たちへ揃えるべき道具をお教えしたいと思います。
Gペン
漫画と言えばコレ。Gペンである。
漫画というのは白黒で表現する為、線の箇所によって太いところや細いところなどの強弱をつけることで、臨場感を出すのだ。
初めはメーカーなど何でもいいが、とりあえず有名どころで、ゼブラのGペンにするといいだろう。
人によっては、Gペンを使わない場合もある。例えば『無限の住人』の作者である沙村広明は、ピグマのミリペンを使って描いているらしい。
だが沙村広明は画力が高いのでそれでも成立するが、初心者のうちはGペンを使ったほうが描きやすくていいと思う。
丸ペン
主に背景や、人物の髪の毛を描くのに使われる。
ペン先というのは使うとすぐにダメになるので、初めのうちはセットの物を買ったほうがいいだろう。
他にも、強弱をつけない均一な線を描くためのカブラペンなどがある。
ちなみに『幽遊白書』や『ハンターハンター』の冨樫義博はカブラペン(たまペン)だけで描いているらしい。
ペン軸
ペン先をつけるペン軸。これがないとペン先があっても絵は描けない。
何を使ってもいいが、自分がこれを使っていたということと、このペン軸ならGペンも丸ペンも両方差せるようになっているので、これ一本買えばとりあえず漫画は描ける。なので金のない漫画家志望にはうってつけかと。
原稿用紙
ただの紙だが、これにも色々な種類がある。だが、サイズさえ合っていれば実は何を使っても良い。
しかし初心者の内は、印刷範囲の目印や枠線が印刷されている、漫画専用の原稿用紙の方がいいだろう。
プロになると出版社が用意してくれたりもするが、初めは専用の物を使っていれば間違いない。
インク
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インクといっても実は種類があって、大きく分けると「顔料インク」と「染料インク」がある。
顔料インク
・漫画用インク
・墨汁
・製図用インク
染料インク
・サインペン
・万年筆
このようになっている。
染料インクは色もあせるし、消しゴムをかけると色も落ちるので、インクを買うときは必ず顔料インクである漫画用のインクを購入しよう。
ホワイト
ホワイトとは、失敗箇所を修正したり、髪や瞳の光を表現したい時に使用する。
大きく分けて「ホワイトカラー系」「ポスターカラー系」「修正液系」に三つがある。
使い方は筆を水で濡らして絵の具のように使うのだが、加減が難しいので使う際にはあらかじめ練習が必要である。
スクリーントーン
薄いフィルムのようなもので、網目や集中線のような模様など、様々な種類のトーンがある。これを貼って、ペンだけでは表現できないような影などを表現する。
トーンを使用したい箇所に合わせて、カッターで切り取って貼り付けるのだが、力加減が難しく、初心者のうちは原稿ごと切ってしまうことも多いので注意が必要である。
漫画セット
色々なアイテムを揃えるにはお金がかかるので、安く一気に揃えたいという人には、漫画家セットをおすすめする。
練習用にこれを買って、散々使い尽くしたら、本格的に描き始めてもいいかもしれない。
その他必要なもの・あると便利なもの
カッター スクリーントーンを切るときに使用。
鉛筆 下書きの際使用する。
定規 枠線や集中線、曲線など、様々な線を引くときに使用。
マスキングテープ 色をつけたくない場所を保護するのに使用する
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漫画家になるには相当な練習が必要です。デビューしてからも常に努力をしていないとすぐ淘汰されていく厳しい世界。それをわかっていても創作がしたい、そんな強い思いを持っている人が漫画家として成功することができるのでしょう。
絵は描けば描くほどある程度上手くなるが、ストーリーなどは自分の持っている知識やセンスが物を言います。なので普段から漫画やアニメ以外の情報やコンテンツにも触れている必要があります。
僕は漫画家を目指す人はみんな映画を観るべきだと思います。演出やセリフ回しなど、漫画を描く際の参考になります。最近の漫画は文章で全て説明してしまうものが多いですが、漫画は小説とは違って、せっかく視覚的な表現ができるのですから絵やコマの切り取り方で見せないと漫画である意味がないと思います。究極的には、文章なしで絵だけで表現できてこそです。それができる作家が優れた作家なのでしょう。映画はそのことを学ぶには非常に良いコンテンツです。みんな映画を観て学びましょう。そしてニュースなどをチェックして常に情報を仕入れましょう。上から目線でごめんなさい。
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